インフルエンザ

  こちらのYMCAの幼児スキーキャンプに参加したYちゃんが、恒例となっているその報告会に参加するために我が家に来て1泊していきました。一緒に行った友達やリーダーたちと久しぶりに会えて、報告会は楽しかったようです。で、我が家では、寒いので外には行かず、私が思いついたのは、座ってやれるゲーム。昔から好きで、我が家ではさまざまな種類を揃えていますが、囲碁、麻雀、百人一首を除いて、他のいくつかをこの機会に全部Yちゃんに試してみることにしました。以下順に。
(子供かるた)これは年末年始にみんな集まった際にやったことがあったので、余裕でできました。正月明けに幼稚園でも大会があったそうで、その際は年中女子で1番になったばかりか、年中、年長のトップ4人での頂上対決でも同点優勝したそうです。
(オセロ)全く初めての経験でしたが、ルールを教えながら進めると、石がいっぺんに白になったり黒になったりするのが楽しそうで、いったん相手の石をひっくり返しても、その分も含めてまたすぐ相手にひっくり返されることがあったりするのが面白くてたまらない様子。盤面の辺、特に4つの隅に自分の石を置くと自分の石が相手に挟まれなくなるので強いよというと、その方法をあれこれ考えています。
回り将棋)将棋の盤と駒を使ったすごろくゲームのようなもの。昔の子供たちはこの遊びから始めて、本将棋が指せるようになっていったように思います。駒の表示はすべて漢字ですが、「ふ」や「やり」「けいま」など読み方を教えるとすぐに覚えました。ただ、金の駒4枚を盤面に転がして出た数字で進むのですが、4枚の金の駒すべてが裏面だったら8進みさらにもう一回できる、駒が縦に立ったら10進む、横に立ったら5進む、ぴったり角に来たら次の角まで飛んでよい、等々のルールをその都度説明しながら進めていたら、「おじいちゃん、勝手にルールをどんどん作らないでね!」との注文。それもそうだと、すべてのルールをひらがなで書いてから勝負をまた再開したのでした。面白かったのは、5角形の駒が斜めに立ったら100進めるとしたのですが、早速、手の平からゆっくり駒をこぼすなど、なんとか斜めに立たせようと、チャレンジしていたことです。

(トランプ)全部のカードを伏せて並べ、同じ数字のカードを2枚ずつ、多くとったほうが勝ちという「神経衰弱」をやりました。これもYちゃんは初体験であったにもかかわらず、こちらが本気になっても負けてしまう強さ。やはり記憶力は子供のほうが(少なくとも高齢者よりは)勝っていることを実感しました。トランプカードは家にもあるというので、ジョーカーやエース、ジャック、クイーンなどの見分け方を教え、カードの繰り方も実演して教え込みました。
  この調子で、Yちゃんが小学生になったら囲碁を教え、私(日本棋院初段)の相手をさせるのが楽しみになりました。
  ところで、タイトルの「インフルエンザ」ですが、おじいちゃんと2日間、室内ゲームをして過ごして自宅に戻ったYちゃん、帰ったその日に39度の熱が出て病院に診せたら、インフルエンザA型が発症したとのこと。タミフルなどをもらって服用し、幸い、翌日には熱は下がって元気になったそうですが、5日間の登園制限により、晴れ着を着て臨む予定のお茶のお点前のイベント等に参加できなくなったのは、本当に不憫なことでした。
  そして、さらに不憫な目に遭ったのがこの私で、Yちゃんよりも3日くらい遅れて同じような症状(高熱38度6分)が出、近くの医院に行ったところ、同じインフルエンザA型との判定。さっそくタミフル等を処方されましたが、Yちゃんと違って高齢の私はすぐには熱が下がらず、一時は39度8分という、生まれてこの方出したこともない記録が出る有様で、2日2晩、夢か現か混沌とした長く苦しい時間を寝床で耐えて、やっと今朝ほどから平熱に戻ったという次第です。 教訓:インフルエンザの予防接種は毎年必ず受ける。