初節句

  昨年7月に生まれたLちゃんの初節句のお祝いをLちゃんママのご実家で行うことになり、妻とともに行ってきました。Lちゃんの家から徒歩5分と至近にあるご実家で行うことになったのは、広いご実家のほうでないと、おひな様を飾る場所がないからとのこと。実際、Lちゃんママとそのお姉さんのためにその昔にご実家で買われたひな飾りは、7段飾りでそのまま飾れば3畳以上は占めそうな立派なもの。但し今回はひな段は出さずに、リビングの棚にすべてを平面に並べて飾ってありました。お内裏様とおひな様、その他のお人形とも日本古来の伝統に則した作り込みでした。
  数年前に九州柳川の旧藩主立花家のひな飾りやその地域の「さげもん飾り」を見たときに、風土と溶け合った穏やかさの中に華やかさもあって素晴らしいと思いましたが、節句のひな祭りは、女の子や孫を持つ喜びを改めて感じる行事です。
 ところで、初節句祝いの主役のLちゃんは、ちょうど7か月。首もしっかりと据わり、身体を持って支えると、両足を踏ん張って立つようになっていました。なによりうれしかったのは、私をじっと見ながら(以前は、心配そうな顔をしていたが)笑いかけるようになったこと。やや人見知りをする子なのですが、やはり本能的に肉親のつながりが分かるというか、ときどき会っているので覚えてくれ始めているのでしょう。仕事が忙しい息子も休みの日はできる限りの世話をしているらしく、当然のことながら、Lちゃんも絶大な信頼を寄せているのが分かりました。
  また、離乳食も順調に進んでいるようで、これまで日に1回だったのが、2回になったとのこと。目の前でママがカボチャのスープをあげていましたが、一口食べるとすぐに口を開けて次を待っていて、小鳥のような可愛さです。もともとママの家系は美食家の系統なので、Lちゃんもどんどん食べてどんどん成長していくのではないかと思われます。まだ基本は母乳なので今は無理ですが、離乳食が中心になったら、ママが公演で忙しいときなどは横浜の我が家でもLちゃんを預かることを約束してきました。早くその時が来るように!