男児誕生!

  予定日よりも2日早く、月曜日に娘が第2子を出産しました。Yちゃんの弟の誕生です。週末に生まれてくれれば、仕事で忙しい夫が全面サポートできるのですが、月曜日の朝方に産気づいたため、午前中に週明けの大事な会議がある夫はそれが適いません。仕方なく娘は、朝の通勤時間帯に電車で都心の病院まで一人で向かいました。かねてから、いざとなったらタクシーでというように準備していたのですが、月曜日朝の車の渋滞はひどいため、より確実な電車にしたものです。さすが臨月でお腹の目立つ妊婦が乗れば席を譲ってくれる人もいるだろうと私は期待していたのですが、誰も譲ってくれず、立ったまま行ったとか。それでも、無事に病院の救急窓口で受付を済ませて入院、夕方には元気な赤ちゃんが誕生しましたので、娘も逞しくなったものと、感慨深いものがあります。
  私たち夫婦は、朝方に娘から電話を受けてすぐに車で病院に向かい、そこで娘をサポートすることにしましたが、こちらは順調に到着。私は初めて入りましたが、これまで勝手にイメージしていた無機質な分娩室と異なり、ホテルの部屋のように豪華な分娩室にびっくりしました。早速娘は助産師さんの指導の下でお産を迎える準備が始まりましたが、男の私はこういう場所は居心地が悪く、妻をその場に残して早々と退散。下のロビーで待つことになりました。その間、病院内のレストランで私のみ昼食。妻は食事もしないで付きっきりです。午後2時過ぎには午前中の会議が終わった夫がようやく到着。そこで我々はバトンタッチして、家に帰ってきました。娘の夫から「無事出産しました」との電話連絡があったのは夕方になってから。3300グラムの男の子で、母子ともに元気とのこと。ほっと安堵しました。これで私も3人の孫のおじいちゃんというわけです。
  ところで、お姉ちゃんになったYちゃんはどうしていたかというと、かねての打合せどおり、Yちゃん一家の隣の市に住むパパおばあちゃんが連絡を受けて駆けつけて、面倒を見てくださったとのこと。以後、Yちゃんはママが退院するまでの1週間、パパおばあちゃんの家に移って、そこから幼稚園やその他のお稽古事の場所に通うことになりました。パパも夜だけは一緒になりますが、元気すぎるYちゃんを一人で面倒を見るパパおばあちゃんは本当に大変なことだと思います。なお、退院後のママと赤ん坊とYちゃんは我が家で一月ほど過ごし、その間、Yちゃんはいつもの幼稚園は休んで、我が家の近くのYMCAの幼児教室に臨時に入れていただくことになっています。面倒見たがり屋のYちゃんが生まれたての弟にどのように接するか、興味津々です。
  翌日、私は勤め帰りに病院に迂回し、赤ん坊と初対面。我が家の系列にはかつていなかった髪の毛黒々の赤ん坊で、男の子らしく、可愛いというよりも渋めの感じの顔立ち。発光禁止にセットしたデジカメで何枚も写真を撮ってきました。YちゃんのときもLちゃんのときもそうでしたが、生まれたての赤ちゃんは格別に小さくて軽く感じるものです。このいたいけな生命を護り、育んでいくのが大人の責任であるとともに大きな喜びです。出番がまた増えたおじいちゃんは、益々意気盛んになって家路に着いたのでした。