入園、入学1ヶ月

  Lちゃんの幼稚園入園、Yちゃんの小学校入学から一月が経って、二人の新しい生活の様子が少しずつ分かってきました。
  まずLちゃん。隣の市にある幼稚園に入り、毎日元気に通園しているようです。ここは通園バスでの送迎があり、給食もあって、希望する子供は夕方まで預かってくれるそうで、プロのピアニストとして演奏の仕事や教授で忙しいLちゃんママにはぴったりのところ。スペインの巨匠、ガウディの建築をモデルにした吹き抜け空間のある広々としたユニークな園舎の2階には、本格的な模型の電車が走っていて、電車好きなLちゃんを興奮させているようです。息子も子どもの頃は電車が大好きだったため、ベニヤ板でジオラマを作ってメルクリンの電車を走らせ、私も一緒に楽しんだものでした。
  この園は、モンテッソーリ教育を指針としているそうです。それがどういうものか、よく知らないのですが、幼児期の感覚が鋭敏な時期に、自由な環境の中で子どもの自発性が育つような教具を与えて、数や言葉の習得も含めたトータルな発達を促す教育を行うもののようです。100年以上前にヨーロッパで始まり、最初は知的発達障害児のための教育法であったものが、子ども全体に対象が広がり、アンネ・フランクや、イギリス王室のウイリアムス王子等もこの教育を受けたとか。
  実際、Lちゃんの園では、クラスというものが存在しておらず、グループで色分けされてはいるものの、一つ一つの部屋があるわけでもないそうで、子どもたちが広い園舎でのびのびと過ごしている様子がうかがえます。Lちゃんは感性豊かな子なので、その方面を伸ばしつつ、友だちとのびのび過ごせる環境に置くことはとても良かったと思います。
  また、本来の幼稚園教育のほかに、預かっている時間の中で、ネイティブによる英会話や、体操、バレエ、ピアノ、水泳、リトミック、サッカー、護身道など、たくさんの習い事ができるのもこの幼稚園の特徴のようです。あれもこれもはできませんが、いずれ、Lちゃんも何かを始めることになるのかもしれません。
  入園後に早速開催された「親子遠足会」なるものに、仕事が檄忙の息子も参加したそうで、入園式の時の親子三人の写真とも併せて、息子の子煩悩ぶりがしのばれて、大いに喜んだところです。
入学式次第
  次に、小学校に入ったYちゃんですが、こちらもとても元気に通学しているようです。集団登校というのか、毎朝8時に通学ルート上の子どもたちが家まで迎えに来てくれるそうですが、Yちゃんはこれがうれしくて、30分前から家の前に出て待っていたことがあったとか。また、世話好きのYちゃんは、登校途中に同級生のランドセルを開けて忘れ物チェックをやってあげているそうで、可笑しくなります。
  私や、私の子どもたちの時代と大いに違うことは、クラスの人数。昔は1クラス50人以上もいましたが、Yちゃんの小学校の新1年生は2クラスで、1クラスは35人ずつ。あと1名多ければ3クラス編成になったとのことで、ゆとりのある時代になったものです。
  担任の先生は30代の男の先生で、教職に就く前は北欧の大学等で何年間か学んだり活動をしていたという、とても元気のいい方らしく、子どもたちにグローバルな視野を与えてくれそうです。そのYちゃんのクラスでの座席は1番前の真ん中ということで、先生の話はよく聞こえそうですが、その席で騒いだりしたらみんなへの影響大なので、やや心配です。ちなみに、身体計測の結果では、Yちゃんは女子で2番目に身長が高かったそうで、昔なら座席は身長順に決めていたので最後列になったところ、最近は50音順に決めているのでそうならなかったようです。
 以上は、久しぶりにYちゃんとパパママに会って聞いたのですが、このほかYちゃんは、「給食はいつもお代わりするの!」とか、好きな教科は「図工と体育!」などと教えてくれました。