次世代の党

  石原慎太郎氏らが日本維新の会から分党後につくる新党の名称が、「次世代の党」と決まったそうです。石原氏はじめこのグループをリードする人たちには高齢者が多いのですが、特に先日、テレビニュースで、平沼赳夫氏が追いすがって取材する記者を怒鳴りつけている場面を観てびっくり。石原氏と併せ、「かんしゃく老人」が多いという、マイナスイメージを持っていました。
  しかし、「まだ生まれていない将来世代の視点に立つ」とする理念のもとに付けられた、この「次世代の党」という名称は、近年、離合集散を繰り返しながら次々とできた各政党の、何を目指しているのかよく分からない党名と比べれば、とても素晴らしいと思います。今の世代のためというよりも、これからの世代のために必要な施策をきちんとやっていこうというニュアンスで、未来志向で強い責任感や使命感を感じるからです。
  ただ、党名は素晴らしくとも、政策のほうはどうか。党名発表の記者会見では、「新保守主義に基づいた改革を断行し、自立した国民・地域・国家をつくる」ことを目指し、「新憲法制定」を最大の目標に掲げているようなので、果たしてどのくらい国民の共感を呼ぶのかは分かりません。私としては、前回のブログに書いたように、年金制度をはじめとして持続的な社会保障制度を構築するための、抜本的な社会保障制度改革等を期待しているのですが・・・