2016正月・・・百人一首で盛り上がる

  このブログでは毎年、正月にどう過ごしたかの記録を残してきたので、誠に遅ればせながら、でも旧暦の元旦(新暦では2月8日)よりは前に、アップしました。一言で言えば、2016年の正月は喪中の正月。昨年12月に妻の母が94歳で天寿を全う。息子の奥さんの実家も昨年2月に大おばあちゃんが亡くなられてやはり喪中でした。
  それにしても、喪中の正月というのは、それを迎える年末の準備も含めて、普通の正月よりも簡略ですっきりしたところがあります。まず、年賀状の準備。毎年暮れも押し迫ってから図案や文章を考え、住所録を精査して喪中で出してはいけない人などを抜いてプリントアウト。その後、1枚ずつにその方に即したコメントを書くという作業が大変でしたが、今回は喪中はがきを一斉に送ってすぐに終わりました(喪中はがきには一言添えなくてよいと勝手に決めました)。これは楽でした。
  それと、おせち料理の準備。例によって子どもの一家と学園のWちゃんが泊まりがけで来てくれたのですが、毎年恒例の地元の中華料理屋のおせちを予約した以外、妻の手づくりの部分は一応大変だったでしょうが、例年ほどではなかったような気がします。ガラス戸やレンジフードの磨きなど、年末の大掃除は例年通りにやらされて、これは私が大変でしたが・・・
  明けて元旦。私の年頭の挨拶もみんなの挨拶も、一応「おめでとう」という言葉は抜きに。ただ、子どもたちへのお年玉だけは省略するわけにはいかず、例年並みを支給。その後の過ごし方としては、娘夫婦とWちゃんは3人で鎌倉の海岸に遊びに行ってきれいな富士山を拝んできたりしましたが、Yちゃん、Lちゃん、Kくんの3人は家中を駆け回って鬼ごっこをしたりして、とにかく賑やか。孫3人が元気に育っているのを見るのはうれしいものです。
 息子たちは帰った後でしたが、2日には、箱根駅伝を近くの国道で観戦したほかは百人一首に興じました。今年の新たな趣向としては、iPadに入れた百人一首の読み上げソフトを使ったこと。去年はYちゃんが「けふ ここのへに」など、ひらがな通りに読み上げるのを珍妙に聞きながら大人が札を取り合ったものですが、このソフトは琴の音も入りながらプロのアナウンサーが朗々と1枚ずつ読み上げてくれるので、雰囲気が盛り上がります。

  そのYちゃんですが、今年は札を取ることに専念。主としてYちゃん、Kくん、パパ、私の4人で取り合いましたが、パパに次いで常に第2位という好成績でした。毎回の戦果の平均は、パパが45枚、小学2年のYちゃんが30枚、私が20枚、4歳のKくんが5枚(最高8枚)といったところ。Kくんは昨年からひらがなを読めるようになったので初参加でしたが、おっとりしているので、自分の前に並べてあるのしか取れず、身を乗り出してランランと目を輝かせ、猛ダッシュで取るお姉ちゃんにはかないません。私の数が少ないのは、孫に取らせたいためにどうしても動作がスローになるから。そこにいくとパパは、手加減をせずに子どもに勝負の厳しさを教えていたようです。
  数週間後の寒波の襲来は予想だにしませんでしたが、ポカポカとした暖かさもあって、今年の正月もとても幸せに過ごせました。